IFRS/財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク(その15)
ゴールデンウィークもいよいよ今日で終わりとなりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 我々公認会計士にとっては、このゴールデンウィークの辺りが1年で一番忙しい時期といっても過言ではないかと思います。私もゴールデンウィークの休日は昨日1日だけでした。体力的にも厳しい毎日が続きますが、なんとか乗り越えたいものです。
書き出しがコラム調になってしまいましたが、今日はフレームワークの15回目「財務諸表の構成要素の測定」についてです。
測定とは、「財務諸表の構成要素が認識され、貸借対照表及び損益計算書に計上される金額を決定する過程」(第99項)をいいます。フレームワークでは、測定基礎(測定の考え方とでもいうのでしょうか?)として、4つの考え方を示しています。(第100項)
・取得原価…資産であればその取得時に支払われた現金及び現金同等物(以下、キャッシュと呼ぶ)の金額等、負債であれば債務との交換によって受領した金額、あるいは、その負債を決済するために支払うことが予想されるキャッシュの金額のこと
・現在原価…資産であれば同一の資産を現時点で取得する場合に支払わなければならないキャッシュの金額、負債であれば債務を現時点で決済するために必要となる金額のこと
・実現可能(決済)価額…資産であれば経常的な処分によって得ることができるであろうキャッシュの金額、負債であれば通常の事業の家庭において決済するために支払われるであろうキャッシュの金額のこと
・現在価値…資産であれば通常の事業の過程において生じるであろう将来の正味現金流入額の現在の割引価値、負債であれば通常の事業の過程において決済するために必要とされるであろう将来の正味現金流出額の現在の割引価値のこと
財務諸表を作成するために一般的に採用される測定基礎は取得原価であるが、他の測定基礎とも結びついた形で財務諸表はできているとフレームワークは述べています。今の会計が取得原価主義なのか時価主義なのかという議論はあまり意味をなさないのかもしれませんが、これを読む限りでは、国際会計基準も一応は取得原価主義会計を基本としているのかなと思います。
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